カナダグースの歴史
カナダグースの歴史
1957年トロント創業から極寒地ダウンの代名詞へ — 古着仕入れの視点でブランド変遷を読み解く
Canada Goose 年表
- 1957年 サム・ティック(Sam Tick)がカナダ・トロントで「Metro Sportswear」を創業。極寒地の作業員・探検家向けダウン製品の製造を開始
- 1970年代 息子のデヴィッド・リースが事業を継承。高品質ダウン充填技術を確立し、南極探検隊や北極圏の作業員に採用される
- 1985年 「Snow Goose」ブランドで一般消費者向け展開を本格化。当時のタグには「Snow Goose」表記がある
- 2001年 ブランド名を「Canada Goose」に改名。グローバル展開を見据えた戦略的リブランディング
- 2000年代後半 ハリウッドセレブ・映画撮影クルーが着用し始め、ラグジュアリーダウンブランドとしての地位を確立
- 2013年 ベインキャピタルが出資。グローバル拡大に向けた資本を獲得
- 2017年 ニューヨーク証券取引所・トロント証券取引所に上場
- 2020年代 ファーフリー宣言、サステナブル素材への転換を推進。直営店を世界各地に展開
日本市場との関わり
日本ではSCI-FI(サイファイ)が正規代理店を務めていた時代があり、その後カナダグースが直営化しています。日本限定モデル(ジャスパーなど)が企画・販売されたのもこの時期からで、カナダグース古着の仕入れにおいて日本限定モデルは特に高値で取引されます。日本人の体型に合わせたサイズ展開とデザインが施されているため、国内での需要が非常に高いのが特徴です。
Made in Canada へのこだわり
カナダグースは長らく「Made in Canada」にこだわった製造ポリシーを掲げてきました。カナダ国内の自社工場での生産を基本とし、ダウンの品質管理からファーの調達まで一貫した管理体制を敷いています。ただし近年では一部製品で海外生産も行われており、古着仕入れにおいては製造国タグの確認が重要な真贋判定ポイントの一つとなっています。
古着市場における位置づけ
カナダグースは古着市場において高単価で取引されるブランドですが、同時に偽物リスクが最も高いブランドの一つでもあります。カナダグース古着の仕入れでは、1着あたりの利益が大きい反面、偽物を掴んでしまった場合のダメージも甚大です。新品価格が10万円を超えるモデルが多いため、古着であっても数万円〜10万円以上の価格帯で流通しており、仕入れには確実な真贋判定スキルと相場知識が求められます。
古着仕入れの初心者がカナダグースに手を出す際は、まず真贋判定のスキルを十分に身につけてから参入することを強く推奨します。偽物の精度は年々向上しており、素人目には本物と区別がつかないレベルのものも流通しています。
仕入れ視点でのポイント
- Snow Goose期の古い個体は希少 — 市場に出ること自体が稀で、コレクター価値がある
- 日本限定モデルは高値傾向 — ジャスパーなど日本企画モデルは国内需要が高い
- Made in Canadaの確認必須 — 製造国はカナダグース古着の仕入れにおける基本的な真贋チェックポイント
- 偽物リスクが最大 — 他ブランドと比較して偽物の流通量・精度ともに最高レベル。仕入れ前の真贋判定を怠ると全損リスクあり
- ファーフリー移行に注意 — 近年のモデルはファーなしが増えており、中古市場での評価が変わりつつある
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