カナダグース古着の真贋判定・偽物の見分け方

カナダグース古着の真贋判定・偽物の見分け方 | RE-USE TOKYO

なぜカナダグースの偽物は多いのか

カナダグースは新品価格が10万円を超えるモデルが多く、偽物製造の利益率が極めて高いブランドです。そのため世界中で精巧な偽物が大量に生産されており、カナダグース古着の仕入れにおいて真贋判定は最も重要なスキルとなっています。近年の偽物は驚くほど精巧で、パッと見ただけでは本物との区別がつかないレベルに達しています。

判定ポイント①:ワッペンの刺繍品質

カナダグースの象徴である左腕のワッペン(アークティックプログラム)は、真贋判定の最重要ポイントです。

  • 文字間隔 — 正規品は文字の間隔が均一。偽物は不均一になりがち
  • 葉っぱの形 — メイプルリーフの形状が正確かどうか。先端の尖り方、葉脈の表現をチェック
  • 北極地図の精度 — ワッペン中央の北極地図の形状。島の形・位置が正確か確認
  • 刺繍の太さ — 正規品は刺繍糸が均一の太さ。偽物はムラがある場合がある
  • 色合い — 正規品の赤と白のコントラスト。偽物は色味が微妙にずれることがある

判定ポイント②:ホログラムラベル

2011年以降のモデルには製品内部にホログラムラベル(セキュリティラベル)が縫い付けられています。カナダグース古着の仕入れでは必ず確認すべきポイントです。

  • 導入時期 — 2011年頃から。それ以前のモデルにはないのが正常
  • 正規品の特徴 — 光に当てると虹色に変化。角度によって色が変わる
  • 偽物の傾向 — ホログラム風のシールで代用されているケースがある。変化の滑らかさが本物とは異なる
  • 注意 — ホログラムがあるだけで本物と判断してはいけない。偽物にもホログラム風ラベルが付く時代

判定ポイント③:ファーの質感

カナダグースは長年コヨーテファーを使用してきました。天然のコヨーテファーには以下の特徴があります。

  • 色ムラ — 天然コヨーテファーは色ムラがあるのが正常。均一すぎる色合いは偽物の疑い
  • 毛の太さ — 太い毛と細い毛が混在するのが天然の特徴
  • 手触り — 本物は柔らかく密度が高い。偽物はパサつきや不自然な硬さがある
  • 匂い — 天然ファーには独特の動物性の匂いがある。化学繊維臭は偽物の可能性

判定ポイント④:ジップ(ファスナー)

カナダグースの正規品に使用されるジップはYKKまたはriri(リリ)です。

  • YKK — 日本製ファスナー。カナダグースの多くのモデルで採用
  • riri — スイス製高級ファスナー。一部上位モデルで使用
  • 偽物の傾向 — ノーブランドのジップ、または「YKK」の刻印が不鮮明・歪んでいる
  • スライダーの動き — 正規品はスムーズ。偽物は引っかかりや硬さがある場合がある

判定ポイント⑤:ダウンの品質

カナダグースは625FP(フィルパワー)以上のグレーダックダウンを使用しています。カナダグース古着の仕入れで実物を確認できる場合は、ダウンの質感も判定材料になります。

  • 膨らみ — 正規品は十分な膨らみ(ロフト)がある。偽物は薄く感じることがある
  • 重さ — 正規品は見た目に対して軽い。偽物はダウンの質が悪く重い傾向
  • ダウン抜け — 正規品でも多少のダウン抜けはあるが、大量に抜ける場合は生地品質の問題

最も重要な原則

カナダグース古着の仕入れにおける鉄則は「迷ったら仕入れない」です。上記の判定ポイントのうち一つでも疑わしい点があれば、その個体は見送るべきです。偽物は驚くほど精巧なものも存在し、プロでも判定に迷うケースがあります。1着の損失で数万円が消えるリスクを考えれば、少しでも不安がある個体を避ける判断は合理的です。

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