アディダストラックジャケット&パンツ仕入れガイド
📌 本記事の価格について
本記事に記載の価格は、中古市場における一般的な販売価格の目安です。実際の取引価格は、モデル・年代・状態・サイズ・カラー・生産国・デザイン・市場タイミングなどによって大きく異なります。仕入れ価格は販売目安の30〜50%程度が目標ですが、商品によって大きく変動します。
adidasトラックスーツの歴史
スポーツウェアからストリートファッションの象徴へ
💡 「トラックスーツ」とは?
陸上競技(トラック競技)のウォームアップ用として開発されたジャケットとパンツのセットアップ。日本では「ジャージ」とも呼ばれますが、正式名称は「トラックジャケット」「トラックパンツ」です。adidasはこのカテゴリで世界的に最も知名度の高いブランドです。
1960年代 ― スポーツウェアとしての誕生
adidasがオリンピック選手向けにトレーニング用ジャージを供給開始。純粋な競技用ウェアとして開発されました。
1970年代 ― 3ストライプの世界的認知
1972年ミュンヘンオリンピックで各国代表がadidasのトラックスーツを着用。袖に入った3本線=adidasというイメージが世界的に確立。同年トレフォイルロゴが誕生。西ドイツ・フランス等の欧州工場で高品質なトラックスーツが生産されました。
1980年代 ― ストリートカルチャーへ
1986年、ヒップホップグループ Run-DMC が「My Adidas」を発表。トラックスーツはストリートファッションの代名詞に。ベッケンバウアーモデル、ATPモデルなど、現在もヴィンテージ市場で高い評価を受けるモデルが多数誕生しました。
1990年代 ― 多様化とカラフルな展開
マルチカラー・クレイジーパターンのナイロンジャケットが流行。1991年にはEQTラインが登場し、機能素材を使ったスポーツトラックスーツも進化。生産拠点がアジアへ移行し始めた時期でもあります。
2001年〜現在 ― Originalsの確立と再評価
2001年にadidas Originalsが独立ラインとして確立。ヴィンテージデザインの復刻やリバイバルが加速し、トラックジャケットは「ファッションアイテム」として完全に定着しました。
ロゴの種類と見分け方
ロゴはライン判別の重要な手がかり。ただし、ロゴだけで年代や価値を断定しないこと
トレフォイルロゴ(三つ葉)
adidas Originals の象徴
見た目:3枚の葉が重なった花のような形。上に3本線が入る。
由来:1972年に誕生。3枚の葉はオリンピックの3大陸を表現。
現在の位置づけ:トレフォイルは現在のadidas Originalsを象徴するロゴとして知られています。ヴィンテージadidasでも使用されているため、古着ではロゴだけで年代やラインを断定せず、タグやデザイン、生産国などと合わせて判断します。
仕入れでの意味:トレフォイル付きアイテムは、Originals系として需要が安定している傾向。ただし年代・モデル・状態によって価値は大きく異なる
パフォーマンスロゴ(山型 / 3 Bars)
スポーツ・機能性重視ライン
見た目:3本の斜め線が山のような三角形を形成。
由来:1991年登場(本格採用1997年〜)。山=「乗り越えるべき挑戦」を象徴。
現在の位置づけ:パフォーマンスロゴはスポーツ・機能性を重視したアイテムに多く使われます。一般的なスポーツウェアはヴィンテージOriginalsと比べて価格が落ち着いている傾向がありますが、人気デザインや希少モデル、テック系アイテムなどは例外です。
仕入れでの意味:一律に仕入れ対象外ではない。デザイン・希少性・状態で個別判断する
3ストライプ(3本線)
全ライン共通のブランドマーク
見た目:袖や側面に入る3本の平行な線。
由来:1949年の創業時から。元々はフィット感を高めるための補強テープだった。
重要:3ストライプは全ラインで使用されるため、これだけではライン判別ができません。必ず胸元やタグのロゴ(トレフォイル or 山型)と合わせて確認してください。
覚え方:3本線はadidasの証。ライン判別は胸元ロゴ+タグで行う
⚠️ ロゴ判別の注意点
・ロゴは「年代の手がかり」にはなりますが、ロゴだけで年代を確定することはできません
・トレフォイルは1972年に誕生し、現在のOriginalsでも使われている。つまりトレフォイル付き=「古い」とは限らない
・パフォーマンスロゴ付きでも、限定モデルや人気デザインは高値になることがある
・ロゴ+タグ+生産国+デザイン+素材+状態を総合的に見て判断するのが基本
ロゴ判別まとめ
| ロゴ | 主な対応ライン | 特徴 | 仕入れ判断 |
|---|---|---|---|
| トレフォイル(三つ葉) | Originals | ストリート・カジュアル需要 | 需要安定。年代・モデルで個別判断 |
| 山型(3 Bars) | Performance | スポーツ・機能性中心 | 希少モデルは例外。個別判断 |
| 3ストライプ | 全ライン共通 | ライン判別には使えない | 胸元ロゴ+タグと合わせて確認 |
| Y-3 | Y-3(山本耀司コラボ) | モード・高級ライン | 高値安定。見つけたら詳細確認 |
| EQT | Equipment | 90sヘリテージ | 90sオリジナル vs 復刻を判別 |
トラックジャケットの人気モデル
仕入れで利益が出やすい代表的なモデル
ベッケンバウアー(Beckenbauer)
▼- ▸ 由来:ドイツのサッカー選手フランツ・ベッケンバウアーの名を冠したモデル
- ▸ 特徴:スリムフィット、フルジップ、スタンドカラー(立ち襟)、袖に3ストライプ
- ▸ 素材:トリコット(ジャージ素材)が基本
- ▸ 仕入れポイント:最も認知度が高いモデルの一つ。現行復刻から70sヴィンテージまで幅広く流通
- ▸ 販売目安:¥3,000〜20,000前後 ※年代・生産国・カラー・状態により大きく変動
ファイヤーバード(Firebird)
▼- ▸ 由来:不死鳥(フェニックス)のイメージ
- ▸ 特徴:ベッケンバウアーに近い形。裾・袖口にリブ(ゴム)入り、ややスポーティな印象
- ▸ カラバリ:非常に豊富。限定カラーや別注は高値になることも
- ▸ 販売目安:¥3,000〜10,000前後 ※カラー・デザイン・状態により変動
ATP(テニス協会ライセンス)
▼- ▸ 由来:男子プロテニス協会(ATP)のライセンス商品。70〜80年代のテニスウェアがベース
- ▸ 特徴:胸に「ATP」の刺繍やワッペン。サテン光沢のある素材が多い
- ▸ 生産国:西ドイツ製・フランス製・USA製が存在。生産国で希少性が変わる
- ▸ 販売目安:¥8,000〜30,000前後 ※生産国・カラー・状態・サイズにより大きく変動
- ▸ 注意:ヴィンテージ市場で人気が高いため、状態が良いものは競争も激しい
SST トラックトップ(スーパースター)
▼- ▸ 由来:スニーカー「Superstar」のアパレル展開
- ▸ 特徴:ベッケンバウアーに近い形。胸にトレフォイル。2000年代以降のモデルが多い
- ▸ 仕入れポイント:流通量が多く、回転率(売れるスピード)が高い
- ▸ 販売目安:¥2,000〜6,000前後 ※限定コラボは高値
ナイロンジャケット / ウインドブレーカー
▼- ▸ 特徴:ナイロン素材の薄手アウター。プルオーバー(被る)とジップの2タイプ
- ▸ 人気柄:マルチカラー、クレイジーパターン(大胆な配色)、EQTカラー(緑×黒×白)
- ▸ 需要時期:春秋の切り替え時期にピーク。出品タイミングが重要
- ▸ 販売目安:¥3,000〜12,000前後 ※柄・年代・状態により変動
ベロアトラックジャケット
▼- ▸ 特徴:ベロア(ビロード風起毛素材)。高級感のある光沢と手触り
- ▸ 年代:70〜80年代に多く生産されたが、2000年代にも復刻あり
- ▸ 人気カラー:ワインレッド、ネイビー、ブラウンなど深い色が好まれる
- ▸ 販売目安:¥3,000〜20,000前後 ※年代・生産国・状態により大きく変動
- ▸ 注意:復刻品とヴィンテージの判別が重要。タグ・生産国で確認
Europa(ヨーロッパ)
▼- ▸ 特徴:袖の3ストライプが肩から手首まで通る定番デザイン。スタンドカラー、フルジップ
- ▸ ベッケンバウアーとの違い:Europaは胸のロゴ位置やストライプの入り方が若干異なる。全体的にややカジュアル寄りの印象
- ▸ カラバリ:ブラック、ネイビー、グリーン等の定番色が多い
- ▸ 販売目安:¥2,000〜8,000前後 ※カラー・状態により変動
- ▸ 仕入れポイント:流通量が多く仕入れやすい。セットアップで見つかると利益UP
England(イングランド)
▼- ▸ 特徴:英国サッカーの影響を受けたデザイン。カントリー名が入ったモデル
- ▸ デザイン:国旗カラーやエンブレム風のワッペン・刺繍が入ることが多い
- ▸ 需要:サッカーファン・UK文化好きに刺さるニッチ需要。海外バイヤーにも人気
- ▸ 販売目安:¥3,000〜10,000前後 ※デザイン・年代により変動
SUPERGL(スーパーガール)
▼- ▸ 特徴:レディース向けのスリムフィットトラックトップ。Supergirl(スーパーガール)の略称
- ▸ シルエット:女性の体型に合わせたやや短め丈・細身のシルエット
- ▸ 需要:レディース古着として安定需要。オーバーサイズブームとは別のフィット需要
- ▸ 販売目安:¥2,000〜6,000前後 ※カラー・状態により変動
CONTEMP(コンテンポラリー)
▼- ▸ 特徴:Contemporary(現代的)の略。クラシックなトラックジャケットをモダンにアップデートしたライン
- ▸ デザイン:従来の3ストライプデザインに現代的なカッティングや素材感を加えたもの
- ▸ 需要:シンプル・ミニマル好きの層に人気。コーディネートしやすい
- ▸ 販売目安:¥2,000〜7,000前後 ※状態・カラーにより変動
3STRIPE WP(3ストライプ ウーブンパンツ / ジャケット)
▼- ▸ 特徴:3ストライプを主役にしたシンプルなウーブン(織物)素材のトラックウェア
- ▸ 素材:通常のトリコットと異なり、ウーブン(布帛)素材を使用。ハリ感がある
- ▸ 需要:シンプル好きの層に安定需要。コーデの幅が広い
- ▸ 販売目安:¥2,000〜6,000前後 ※状態・カラーにより変動
Chile Cuffed(チリ カフド)
▼- ▸ 特徴:光沢のあるウェットルック(シャイニー)素材を使用したトラックウェア。「Chile 62」シリーズの一つ
- ▸ シルエット:Cuffed=裾にリブカフス付きで足首がすぼまるデザイン(パンツの場合)
- ▸ カラー:ブラック×ゴールドなど派手な配色が特徴的。ストリート感が強い
- ▸ 需要:UK・ストリート系ファッション好きに根強い人気
- ▸ 販売目安:¥3,000〜10,000前後 ※カラー・状態・年代により変動
Glitter Logo Point(グリッター ロゴポイント)
▼- ▸ 特徴:トレフォイルロゴや3ストライプにグリッター(ラメ・キラキラ)加工を施したデザイン
- ▸ ターゲット:レディース向けが中心。華やかさのあるスポーツMIXスタイル
- ▸ 需要:通常のトラックジャケットと差別化できるため、出品時に目を引きやすい
- ▸ 販売目安:¥2,000〜7,000前後 ※デザイン・状態により変動
Street Diver(ストリート ダイバー)
▼- ▸ 特徴:ストリートカルチャーを意識したデザイン性の高いトラックトップ
- ▸ デザイン:通常モデルより凝った配色やグラフィック要素が入ることが多い
- ▸ 需要:一点物感が出せるため、他のトラックジャケットと差別化しやすい
- ▸ 販売目安:¥3,000〜8,000前後 ※デザイン・状態により変動
Open Hem(オープンヘム)
▼- ▸ 特徴:裾にリブ(ゴム)を入れず、オープン(広がった)ヘム仕様のトラックウェア
- ▸ シルエット:裾がストレートに落ちる。テーパード型と異なり、ルーズなシルエット
- ▸ 需要:リラックスフィット好みの層に人気。ワイドパンツトレンドとの相性◎
- ▸ 販売目安:¥2,000〜6,000前後 ※状態・カラーにより変動
Adicolor(アディカラー)
▼- ▸ 特徴:Originalsの中でも特にカラーバリエーションを重視したシリーズ。Classics / Contempo等のサブラインあり
- ▸ デザイン:シンプルな3ストライプ+トレフォイルの王道デザインをベースに、季節ごとの限定カラーを展開
- ▸ 需要:現行Originalsの主力シリーズ。流通量は多いが人気カラーは回転率◎
- ▸ 販売目安:¥2,000〜6,000前後 ※カラー・状態により変動
Challenger(チャレンジャー)
▼- ▸ 特徴:80年代に展開されたスポーツラインのトラックスーツ。やや太めのシルエット
- ▸ デザイン:切り替えデザインや配色ブロックが特徴的。レトロスポーツ感がある
- ▸ 需要:80sヴィンテージファンに人気。デサント製のものも存在
- ▸ 販売目安:¥3,000〜12,000前後 ※年代・生産国・状態により変動
その他のモデル(Adibreak / Marathon / Club 等)
▼- ▸ Adibreak:サイドにスナップボタン付き。脱ぎ着がしやすい。バスケ・ストリート系で人気
- ▸ Marathon:ランニング由来のトラックスーツ。軽量で機能的なデザイン
- ▸ Club:サッカーチーム系のトラックウェア。チーム名・エンブレム入りは限定感あり
- ▸ Ventex期:70〜80年代のフランスVentex社製造品。「adidas by Ventex」タグ付きはヴィンテージ高評価
- ▸ 仕入れポイント:上記モデルは品番検索で正確なモデル名・価値を確認してから判断
トラックパンツの種類
シルエットとディテールで分かれる主要タイプ
ストレート / ワイドシルエット
▼- ▸ シルエット:膝から裾までまっすぐ、もしくはやや太め
- ▸ ディテール:サイドに3ストライプ。裾ジップなしが多い
- ▸ トレンド:ワイドシルエットのヴィンテージトラックパンツは、現在のストリートファッションとの相性が良く、需要が期待できる
- ▸ 販売目安:¥2,000〜8,000前後 ※年代・カラー・状態により変動
テーパードタイプ(現行主流)
▼- ▸ シルエット:太ももはゆったり、膝下から裾にかけて細くなる
- ▸ ディテール:裾ジップ付きが多い。くるぶし丈
- ▸ 代表モデル:SST トラックパンツ、Beckenbauer トラックパンツ
- ▸ 仕入れポイント:流通量が多く回転率が高い。ジャケットとセットにすると単価UP
- ▸ 販売目安:¥2,000〜5,000前後(単品) ※セット売りで大幅UP
ナイロンパンツ(シャカパン)
▼- ▸ 特徴:ナイロン素材でシャカシャカ音がする。防風性あり
- ▸ 人気柄:ナイロンJKと同様、マルチカラーやEQTカラーが人気
- ▸ 仕入れポイント:ナイロンJKとセットで見つかると利益率が高い
- ▸ 販売目安:¥2,000〜7,000前後 ※柄・状態により変動
スウェットパンツ
▼- ▸ 特徴:裏毛スウェット素材。リラックスフィット。ドローコード付きウエスト
- ▸ 注意:Essentials(廉価ライン)のスウェットパンツは利益が出にくい
- ▸ 狙い目:Originalsの刺繍トレフォイル付き。デザイン性のあるもの
- ▸ 販売目安:Originals系 ¥2,000〜6,000 / Essentials系 ¥500〜1,500
💡 セットアップの利益効果
トラックジャケットとパンツを同モデル・同カラー・同サイズでセット出品すると、バラ売りの合計より高い価格で販売できることが多いです。
例:バラ売り ¥3,000+¥2,000=¥5,000 → セット売り ¥7,000〜10,000 も可能。仕入れ時は常にペアを意識しましょう。
売れやすい人気カラー
カラー選びは仕入れの利益に直結する
🖤 ブラック
- 最も需要が高い定番カラー
- 性別・年齢問わず売れる。回転率No.1
- シンプルで合わせやすいため通年需要あり
- ただし流通量も多いため差別化がカギ
- → 迷ったらブラックを仕入れ。ただし状態の良さが重要
🔵 ネイビー
- ブラックに次ぐ安定需要カラー
- 品のある印象で幅広い層に支持される
- 白の3ストライプとの組み合わせが定番
- 70〜80sヴィンテージにも多い
- → 安定した回転率。ブラックと並んで仕入れの基本
🟢 グリーン
- ストリートファッションで人気急上昇中
- EQTカラー(グリーン×ブラック×ホワイト)は特に需要大
- ダークグリーン・フォレストグリーンが人気
- 他カラーより流通量が少なく希少性あり
- → 見つけたら即確認。人気カラーだが競争は少ない
🟣 ボルドー / ワインレッド
- ヴィンテージ感のある雰囲気カラー
- ベロア素材との組み合わせで特に高値傾向
- 秋冬シーズンに需要が上がる
- 女性人気も高い
- → 季節を意識した出品で利益UP
🔵 ブルー / ロイヤルブルー
- スポーティで爽やかな印象
- レトロ感があり80〜90sリバイバル需要あり
- サッカーユニフォームの影響で認知度高い
- 春夏に需要が上がる傾向
- → 季節に合わせて出品するとベスト
🌈 マルチカラー / クレイジーパターン
- 90sナイロンJKに多い派手な配色
- 一点物感が強く、差別化しやすい
- 「レトロ」「ストリート」需要で高値傾向
- 写真映えするためSNS経由の購入も多い
- → 派手柄を見つけたら仕入れ候補。撮影を工夫して出品
💡 3ストライプの配色も重要
ボディカラーだけでなく、3ストライプの配色も需要に影響します。
・ブラック×ホワイトストライプ → 最も人気の定番配色
・ネイビー×ホワイトストライプ → 上品で安定需要
・グリーン×ホワイトストライプ → ストリート人気
・ボディと同色ストライプ(ワントーン) → シンプル好みの層に人気
売れやすいサイズとサイジング
サイズ選びを間違えると在庫が回らない
📐 メンズで最も売れるサイズ
- M〜Lが最も回転率が高い
- L〜XLはオーバーサイズ需要で女性にも売れる
- Sサイズは需要が限定的。仕入れは慎重に
- XXL以上は需要が少ない傾向。ただし海外需要あり
- → M・Lを中心に仕入れ。XLはオーバーサイズ狙いでOK
👗 レディース / ユニセックス需要
- 女性がメンズMやLをオーバーサイズで着用する需要が大きい
- 「ゆるく着る」スタイリングが定番化している
- レディース表記の商品は市場が小さめ
- メンズ表記でも「ユニセックスで着用可能」と記載すると売れやすい
- → メンズM〜Lは男女両方に売れるため最も仕入れやすい
📏 ヴィンテージのサイズ感
- ヴィンテージ(70〜90s)は現行より小さめの傾向
- 表記「L」でも現行の「M〜L」相当のことが多い
- 出品時は実寸(身幅・着丈・袖丈)を必ず記載
- 「表記L・実寸M相当」のような併記がベスト
- → 必ず実寸を測って出品。表記サイズだけでは売れない
⚠️ サイズで失敗するパターン
・ヴィンテージの「XL」を現行XLだと思って仕入れ → 実際は現行L相当で需要層がズレる
・Sサイズばかり仕入れて回転しない
・パンツの股下を測らずに出品 → 返品リスク
対策:実寸計測を習慣化する。特に身幅・着丈・股下は必須
素材の種類と仕入れ判断
素材は年代推測の手がかりの一つ。ただし素材だけで年代や価値を断定しないこと
トリコット(ジャージ素材)
- 最も一般的な素材。ポリエステル100%が主流
- 表面はサラッとした光沢。裏面はメッシュ状
- ストレッチ性がありシワになりにくい
- 厚手の生地はヴィンテージ品を見分ける際の参考の一つ
- ただし厚みだけで年代や価値を判断することはできない
- → タグ・生産国・縫製・デザインと合わせて総合判断
ベロア / ベルベット
- 起毛した柔らかい素材。高級感のある光沢と手触り
- 70〜80年代に多く生産されたが、2000年代に復刻ブームも
- ワインレッド・ネイビー・ブラウンが人気
- 復刻品も存在するため、ベロア=古い とは限らない
- → ベロア素材を見つけたらタグ・生産国で年代を確認してから判断
ナイロン
- 薄手で防風性のある素材。シャカシャカ音が特徴
- 90年代のウインドブレーカー・シャカパンに多い
- 裏地メッシュ付きは90s〜00s前半に多く見られる特徴
- クレイジーパターン(派手な配色)に人気あり
- → 春秋に需要ピーク。柄とデザインで仕入れ判断
スウェット(裏毛・裏起毛)
- コットン混紡の保温性が高い素材
- 裏毛:パイル地。通年着用可能
- 裏起毛:ふわふわの起毛加工。秋冬向け
- ロゴのデザインや刺繍の質で需要が分かれる
- → Originalsの刺繍ロゴ付きが狙い目。Essentials表記は避ける
サテン(光沢ジャージ)
- ツルツルした強い光沢が特徴的な素材
- 70〜80年代のATPモデル等で見られる特徴の一つ
- ただし復刻モデルや後年の商品にも光沢素材は存在する
- 素材だけで年代を断定することはできない
- → サテン光沢を見つけたら生産国・タグ・デザインで総合確認
テック素材(Climacool / Aeroready等)
- 吸汗速乾・通気性などの機能を持つ素材
- Climacool / Climalite:2000〜2010年代の表記
- Aeroready:現行の吸汗速乾テクノロジー
- 主にPerformanceライン(山型ロゴ)で使用
- → 一般的なスポーツウェアが多いが、人気デザインは例外
⚠️ 素材判断の注意点
素材は年代を推測する手がかりの一つですが、素材だけで年代や価値を確定することはできません。
必ずタグ・生産国・縫製・ジッパー・デザインと合わせて確認しましょう。
例えば「サテン光沢=必ずヴィンテージ」ではなく、「サテン素材は70〜80sに多く見られる特徴→他の要素も確認して年代判断」が正確な流れです。
年代判別の考え方
一つの要素だけで判断せず、複数の手がかりを総合的に確認する
⚠️ 年代判別の基本原則
ブランド古着の年代判別は、一つの要素だけで断定できるものではありません。
「西ドイツ製だから高い」「厚手だから古い」のような単純化は危険です。
以下に挙げる各要素は「手がかり」であり、必ず総合的に判断してください。
手がかり①:生産国
▼- ▸ Made in West Germany → 1989年以前に生産されたことが確定する唯一の「確実な年代手がかり」
- ▸ Made in France / Austria → 70〜80年代の欧州生産に多い。ただし一部は90年代まで生産あり
- ▸ Made in Taiwan / Korea → 80〜90年代に多い傾向。ただし年代幅がある
- ▸ Made in China / Cambodia / Vietnam → 2000年代以降に多いが、90年代後半の中国製も存在する
💡 正確な考え方
生産国はヴィンテージadidasを見分ける重要な手がかりです。ただし、生産国だけで年代や価値を判断せず、タグ・デザイン・素材・ディテール・状態を総合的に確認しましょう。
手がかり②:タグのデザイン
▼- ▸ タグのフォント・レイアウト・色・素材は年代ごとに変化している
- ▸ 生産国と合わせて確認することで精度が上がる
- ▸ 詳細は 真贋判定・タグ年代ガイド を参照
手がかり③:素材・質感
▼- ▸ 厚手の生地はヴィンテージ品を見分ける際の参考になる
- ▸ ただし厚みだけで年代や価値を判断することはできない
- ▸ サテン光沢は70〜80sに多い特徴だが、復刻品にも存在する
- ▸ Climacool / Climalite表記 → 2000〜2010年代に多い
- ▸ 素材はあくまで手がかりの一つ。他の要素と合わせて判断する
手がかり④:シルエット・デザイン
▼- ▸ ワイド / ストレートシルエットは古い年代に多い傾向がある
- ▸ テーパード(裾細)は2010年代以降に主流化
- ▸ ただしワイドシルエット=古い は絶対条件ではない(復刻・ワイドブーム商品もある)
- ▸ 派手なカラーブロック・マルチカラー → 90年代に多い傾向
- ▸ シンプル・ミニマル → 2000年代以降に多い傾向
手がかり⑤:縫製・ディテール
▼- ▸ ジッパーのメーカー(YKK、理研、Opti等)や形状が年代の手がかりになることがある
- ▸ 刺繍ロゴ vs プリントロゴ:刺繍は一般的に高品質ラインに多い
- ▸ 3ストライプの取り付け方法(縫い付け vs 接着)も参考になる
- ▸ デサント製(日本企画)のタグ → 80〜90年代の日本正規品に多い
手がかり⑥:品番
▼- ▸ 品番はタグ内側に6桁英数字で記載されている(例:GN3490)
- ▸ adidas公式サイトやStockX等で品番検索 → 正確なモデル名・発売年・定価が判明
- ▸ ヴィンテージ(80s以前)は品番体系が異なることがある
- ▸ 品番検索は最も確実なモデル特定方法。必ず出品前に確認する
💡 年代判別の正しいフロー
① 品番を確認 → 検索してモデル・発売年を特定(最も確実)
② タグを確認 → デザイン・フォント・レイアウトで年代推測
③ 生産国を確認 → 西ドイツ製なら1989年以前確定。他は年代の手がかり
④ 素材・シルエット・ディテール → 上記と矛盾がないか確認
⑤ 総合判断 → 全要素を合わせて年代と価値を推定する
※不確実な場合は断定を避け、「〜年代と推測」「〜の可能性が高い」と記載する
売れやすいモデルランキング
回転率と利益率を考慮した仕入れ優先度
ベッケンバウアー / ファイヤーバード(Originals)
最も認知度が高く需要が安定。カラー・状態が良ければ確実に売れる。初心者の仕入れ入門に最適。
90sナイロンジャケット(派手柄・クレイジーパターン)
一点物感が強く差別化しやすい。春秋に需要ピーク。写真映えするためSNS経由の購入も多い。
ATPモデル(ヴィンテージ)
ヴィンテージ市場で高い評価。状態の良いものは競争も激しいが、利益率は高い。
ベロア トラックジャケット
高級感のある素材で安定需要。ワインレッドやネイビーが特に人気。年代確認を忘れずに。
SST トラックトップ(現行Originals)
流通量が多く仕入れやすい。単価は控えめだが回転率が高い。セット売りで利益改善。
トラックスーツ セットアップ(上下セット)
バラ売りより高い単価で販売可能。同モデル・同カラー・同サイズで揃えるのが理想。
📌 ランキングの注意事項
上記は一般的な傾向です。実際の売れやすさは、カラー・サイズ・状態・出品タイミング・写真の質・価格設定によって大きく変わります。特に写真の質と価格設定は、同じ商品でも売れるか売れないかを分ける重要な要因です。
adidasトラックジャケットの仕入れ方法
仕入れルート別のメリット・デメリット
古着卸業者 / 卸倉庫
▼- ▸ メリット:大量に一度に仕入れ可能。キロ単価で安い。選別すれば利益率も高い
- ▸ デメリット:選別スキルが必要。ハズレも混ざる。初回は取引条件の確認が必要
- ▸ ポイント:スポーツブランドの「ジャージカテゴリ」を指定して仕入れると効率的
韓国古着仕入れ
▼- ▸ メリット:キロ単価が非常に安い。adidas・Nikeなどスポーツブランドが豊富
- ▸ デメリット:渡航コスト・送料がかかる。品質のバラつきが大きい
- ▸ ポイント:東大門(トンデムン)周辺の卸市場が有名。初心者はガイド付きツアーがおすすめ
フリマアプリ / オークション
▼- ▸ メリット:自宅で仕入れ可能。1点から始められる。値下げ交渉もできる
- ▸ デメリット:1点あたりの仕入れ単価が高い。送料負担。状態確認がしにくい
- ▸ ポイント:メルカリ・ヤフオク・ラクマで「adidas トラックジャケット」等で検索。相場より安いものを狙う
- ▸ 狙い目:「ライン(Originals/Y-3等)を理解せずに安く出品している出品者」を見つける
リサイクルショップ / セカンドストリート等
▼- ▸ メリット:実物を手に取って確認できる。状態・素材・サイズ感を直接確認可能
- ▸ デメリット:店舗によって価格設定が異なる。掘り出し物は競争が激しい
- ▸ ポイント:セール日を狙う。ジャージ・スポーツウェアコーナーを重点的にチェック
海外仕入れ(eBay・Depop・Vinted等)
▼- ▸ メリット:日本では見つからない希少モデルが見つかる。西ドイツ製などヴィンテージの出物が多い
- ▸ デメリット:送料・関税がかかる。偽物リスクあり。返品が困難
- ▸ ポイント:ヨーロッパのセラーはadidas本場のためヴィンテージが豊富。為替にも注意
仕入れ時のチェックリスト
商品を手に取ったら、この順番で確認する
① デザイン・モデルを確認
▼- ▸ どのモデルか?(ベッケンバウアー、ファイヤーバード、SST、ナイロン系、ベロア等)
- ▸ 全体のデザインに魅力があるか?(配色、柄、ディテール)
- ▸ 人気のあるモデル・デザインか?(売れ筋ランキング参照)
② ロゴ・タグを確認
▼- ▸ 胸元ロゴ:トレフォイル?山型?Y-3?EQT?
- ▸ タグ内のライン表記:Originals?Essentials?NEO?
- ▸ 品番を確認 → スマホで即検索してモデル特定
- ▸ Y-3・コラボ表記がないか注意深く確認(見落とし=大損リスク)
③ 年代・生産国を確認
▼- ▸ 生産国を確認(年代の手がかり)
- ▸ タグデザイン・素材・シルエット等を総合して年代を推測
- ▸ ※一つの要素だけで断定しない。複数の要素が一致するか確認
④ サイズ・カラーを確認
▼- ▸ サイズ:M〜Lが最も売れやすい。XLはオーバーサイズ需要あり
- ▸ カラー:ブラック・ネイビー・グリーン等の人気カラーか?
- ▸ ヴィンテージはサイズ感が小さいことが多い → 実寸で判断
⑤ コンディション(状態)を確認
▼- ▸ ジッパー:開閉スムーズか?引き手の欠けは?
- ▸ 3ストライプ:剥がれ・色落ちは?(接着タイプは劣化しやすい)
- ▸ 襟・袖口リブ:伸びきっていないか?毛玉は?
- ▸ 汚れ・シミ:白い3ストライプ部分の黄ばみに注意
- ▸ パンツ:ウエストゴムの伸び、股下の破れ、膝抜けを確認
⑥ 仕入れ価格と販売相場の確認
▼- ▸ メルカリ・ヤフオクで同モデルの「売り切れ」価格を確認(出品中ではなく実際に売れた価格)
- ▸ 仕入れ価格が販売目安の30〜50%以下なら利益が出る目安
- ▸ 送料・手数料(約15〜20%)を差し引いて利益計算
- ▸ 迷ったら「この価格で売れなかったら自分で着るか?」で判断
偽物・真贋を見分けるポイント
トラックジャケットで特に注意すべき真贋判定
チェックポイント
- タグの品質:印刷がにじんでいないか、フォントが正しいか
- 3ストライプの幅:左右均等か、正規品と比較して太さが異なっていないか
- ロゴの刺繍:糸の品質、刺繍の密度、ロゴの形が正確か
- ジッパー:正規のジッパーメーカーが使用されているか
- 品番検索:タグの品番でadidas公式に該当商品が存在するか
- 縫製:縫い目が荒くないか、糸のはみ出しがないか
偽物が多いカテゴリ
- YEEZY関連 → 偽物が非常に多い。仕入れは慎重に
- 限定コラボ(Palace、BAPE等) → 人気が高い分偽物も多い
- ヴィンテージ西ドイツ製 → 高額なため偽タグ付けの事例あり
- 一般的なトラックジャケット → 単価が低いため偽物は少ない
- 詳しい真贋判定方法は、真贋判定・タグ年代ガイドを参照
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