アディダスの歴史
アディダスの歴史
adidas 年表
- 1949年 アディ・ダスラーがドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハで「adidas」を創業
- 1950年代 サッカーW杯(1954年スイス大会)で西ドイツ代表が着用し世界的認知を獲得
- 1960年代 スポーツシューズの覇権を確立。トレフォイルロゴ誕生前の「三本線のみ」時代
- 1971年 トレフォイル(三つ葉)ロゴを正式採用。以降ブランドのアイコンとなる
- 1970〜80年代 トラックスーツ全盛期。スポーツウェアが日常着として浸透
- 1980年代 Run-DMC「My Adidas」でヒップホップ・ストリートカルチャーと融合
- 1987年 日本国内のライセンス製造がデサント社に移行(〜1998年頃まで)
- 1990年代 Originals(オリジナルス)ラインを確立。復刻・ヴィンテージ路線が始動
- 1997年 パフォーマンスロゴ(三本線バー)を導入。スポーツラインとOriginalsのロゴを分離
- 2000年代 コラボ時代の幕開け。Y-3(山本耀司)、Stella McCartneyなどデザイナーとの協業
- 2015年〜 YEEZY(カニエ・ウエスト)シリーズが世界的現象に
- 2020年代 サステナブル・リサイクル素材へのシフト。Parleyコラボなど環境配慮型プロダクト
古着仕入れにおける年代の重要性
アディダスは同じモデル名であっても、製造年代によってロゴ・タグ・製造国・素材が大きく異なります。たとえば「スーパースター」ひとつとっても、1970年代のフランス製・1990年代のデサント期日本製・2020年代のアジア製では、市場価値がまったく別物です。
古着仕入れでは、この年代判定が仕入れ値と販売価格に直結します。年代を正確に判定できれば、相場より安く仕入れて適正価格で販売できる。逆に年代を誤認すると、仕入れ事故につながります。ロゴの種類・タグのフォントや表記・製造国ラベルを総合的に見て判定するスキルが求められます。
ロゴの変遷と仕入れ価値
トレフォイルロゴ(1971年〜)
三つ葉のロゴ。1971年に採用されて以来、現在もOriginalsラインのシンボルとして使用されています。古着市場では「トレフォイル付き=ヴィンテージ or Originals」として認知され、仕入れ価値が高い傾向にあります。特に1970〜80年代の個体はコレクター需要があり、状態が良ければ高値取引の対象です。
パフォーマンスロゴ(1997年〜)
山型の三本線バーロゴ。スポーツ・パフォーマンスラインに使用されるロゴで、1997年に導入されました。一般的なスポーツウェアとしての流通が多く、ヴィンテージ価値は低めですが、モデルや状態によっては十分に利益が出る仕入れ対象です。
仕入れへの影響
トレフォイルロゴ付きの古い個体は総じて高値傾向です。ただし、現行のOriginalsラインもトレフォイルを使用しているため、「トレフォイル=必ずヴィンテージ」ではありません。ロゴだけでなく、タグ・素材・製造国を組み合わせて年代を判定することが重要です。
デサント期(日本製)の重要性
1987年〜1998年頃まで、日本国内のアディダス製品はデサント社がライセンス製造していました。この時期の製品には以下の特徴があります。
- 日本製ならではの品質の高さ — 縫製が丁寧で生地の品質が高く、現在まで状態良好なものが残りやすい
- 「DESCENTE」表記のタグ — 内タグに「株式会社デサント」または「DESCENTE」の表記がある。これがデサント期の最もわかりやすい目印
- 希少性 — 製造期間が限られているため流通量が少なく、年々市場から減少している
- 古着市場での人気 — 日本製の品質と希少性から、古着好き・コレクターの間で根強い需要がある
セカンドストリートやフリマアプリで見落としやすいポイントなので、タグチェックの習慣をつけておくことが重要です。
なぜアディダスは古着市場で強いのか
- 圧倒的な流通量 — 世界最大級のスポーツブランドであり、古着市場への供給量が多い。仕入れ機会に恵まれている
- デザインの普遍性 — 三本線(スリーストライプス)は時代を超えて認知される。どの年代の個体でも「アディダスだ」と一目でわかる
- ストリートカルチャーとの親和性 — Run-DMCの1980年代から現在まで、ヒップホップ・スケート・ファッションシーンとの結びつきが途切れていない
- コラボ文化 — Y-3、Stella McCartney、YEEZY、Palace、Pharrellなど多岐にわたるコラボが市場を活性化させ続けている
- 年代問わず着られるシルエット — トラックジャケットやスタンスミスなど、定番アイテムはシルエットが大きく変わらず、どの世代にも受け入れられる
仕入れ視点でのポイント
- トレフォイルロゴ個体は高値傾向 — 特にOriginalsではない旧タグのトレフォイルは希少価値あり
- デサント期は見落とし注意 — タグを確認する習慣がないと、日本製の高価値品をスルーしてしまう
- 90年代のカラフルなジャージは回転率が高い — ストリート需要とレトロブームの両方に刺さるため、販売スピードが速い
- YEEZYは偽物リスクが大きい — 流通する偽物の品質が高く、真贋判定の知識なしに手を出すと仕入れ事故の原因になる
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