ラコステ古着の年代判別・タグの見分け方

ラコステ古着の年代判別・タグの見分け方 | RE-USE TOKYO

タグの変遷

ラコステのタグは年代によって大きく異なり、古着の年代判別において最も信頼できる手がかりとなります。ラコステ古着の仕入れでは、タグを見た瞬間に年代を推測できるスキルが利益に直結します。

フランス製旧タグ期(1950年代〜1970年代)

  • 「CHEMISE LACOSTE」表記 — 正式社名の表記。最も古い個体に見られる
  • 「MADE IN FRANCE」表記 — フランス製造を明示。この時期のタグは白地にシンプルな印字
  • フランス語のみの表記 — 洗濯表示もフランス語で記載されている個体は古い
  • サイズはフランス式数字のみ — 「3」「4」「5」などの数字表記

IZOD Lacoste期(1970年代〜1993年)

  • 「IZOD LACOSTE」のダブルネーム — アメリカ市場向け製品の最大の特徴
  • 「MADE IN USA」または「MADE IN HONG KONG」等の表記 — IZOD社のライセンス工場で製造
  • 英語表記のタグ — アメリカ市場向けのため英語のみ
  • 品番体系が異なる — フランス本国とは異なるIZOD独自の品番

自社運営回帰期(1993年〜2000年代)

  • 「LACOSTE」のみの表記 — IZOD表記が消え、ラコステ単独名義に
  • 製造国がペルー・中国等に移行 — フランス製が徐々に減少する時期
  • 多言語表記のタグ — 各国向けに複数言語が並記されるように

現行タグ(2010年代〜)

  • QRコード付きタグ — 近年の製品にはQRコードが付属
  • 「MADE IN VIETNAM」「MADE IN CHINA」等 — アジア製造が中心
  • S/M/L/XLの国際サイズ表記を併記 — フランスサイズと国際サイズの両方が記載

ワニロゴの変化

ラコステのワニロゴは時代によって微妙にデザインが変化しています。この変化を知ることで、タグが読めない状態でもおおよその年代を推測できます。

  • 初期(1950〜60年代) — より写実的で尻尾が長い。刺繍の糸が太め
  • 中期(1970〜80年代) — やや簡略化されるが、まだ細部の表現が豊か。歯がはっきり見える
  • 後期(1990〜2000年代) — よりスタイライズされ、現在のロゴに近づく
  • 現行 — 最もシンプルで洗練されたデザイン。刺繍の密度が高い

製造国の変遷

ラコステの製造国は年代とともに変化しており、年代判別の重要な手がかりとなります。ラコステ古着の仕入れでは、製造国表記を確認する習慣が不可欠です。

製造国 おおよその年代 市場価値
フランス 1950〜1990年代 高い
アメリカ(IZOD期) 1970〜1993年 中〜高
ペルー 1990〜2010年代
中国 2000年代〜 低〜中
ベトナム 2010年代〜 低〜中

サイズ表記の変遷

ラコステのサイズ表記も年代によって異なります。古い個体はフランス式の数字のみ(2/3/4/5/6/7)ですが、現行品はS/M/L/XLの国際サイズも併記されています。フランスサイズのみの表記は古い個体である可能性が高く、年代判別の補助情報になります。

IZOD期を見分けるポイントまとめ

  • タグに「IZOD」の文字がある — 最も確実な判別方法
  • 製造国がアメリカまたはアジア(香港等) — IZOD社のライセンス工場
  • 英語のみの表記 — フランス製はフランス語を含むことが多い
  • ワニロゴの下に「LACOSTE」の文字がない — 一部のIZOD期製品の特徴
  • 1970年代〜1993年の年代に合致する他の特徴 — 素材感やデザインの時代性

IZOD期の判別は、ラコステ古着の仕入れにおいて見落としやすいが利益に直結するスキルです。タグチェックを習慣化し、1点ずつ確認することが重要です。

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