カーハート古着の年代判別・タグの見分け方

カーハート古着の年代判別・タグの見分け方 | RE-USE TOKYO

年代判別が仕入れに重要な理由

カーハート古着の仕入れにおいて、年代判別は利益に直結するスキルです。同じデトロイトジャケットでも、旧タグの80年代製と現行タグの2010年代製では市場価値が大きく異なります。タグのデザイン変遷を把握し、正確に年代を特定できることが、カーハート古着の仕入れで利益を最大化する鍵となります。

タグデザインの変遷

第1期:筆記体ロゴタグ(〜1970年代頃)

最も古いヴィンテージタグ

  • 特徴:「Carhartt」が筆記体(スクリプト体)で表記
  • 背景色:白地に黒文字、またはゴールド系の配色
  • 価値:極めて高い。コレクター市場での取引対象
  • 出現率:非常に低い。ベールで見つかることは稀

第2期:活字体ロゴタグ(1980年代〜1990年代)

ヴィンテージ市場で高評価のタグ

  • 特徴:「Carhartt」がブロック体(活字体)で表記。ロゴマークは「C」のシンボル
  • 背景色:白地タグ。サイズ・素材情報が併記
  • ユニオンメイドタグ:この時期のものには「UNION MADE」タグが併存することが多い
  • 価値:高い。特にUSAメイド表記付きは人気

第3期:現行ロゴタグ(2000年代〜現在)

現在流通している標準タグ

  • 特徴:現行の「Carhartt」ロゴ。プリントタグへの移行が進む
  • 情報量:品番・製造国・素材・洗濯表示が詳細に記載
  • 製造国:メキシコ、ホンジュラス、中国等の海外生産が主流
  • 価値:通常の古着相場。モデルと状態で価格が決まる

ユニオンメイドタグについて

「UNION MADE IN U.S.A.」と記載されたタグは、アメリカの労働組合(UNITE、ACTWU等)が製造に関わったことを示すものです。このタグが付いているカーハートは概ね1990年代以前のアメリカ国内生産品であり、カーハート古着の仕入れにおいてはヴィンテージの証拠として高い評価を受けます。ユニオンメイドタグの有無は年代判別の強力な手がかりとなります。

製造国による年代推定

製造国表記 推定年代 備考
Made in U.S.A. 〜2000年代前半 ヴィンテージとして高評価
Made in Mexico 2000年代〜 海外生産移行期
Made in Honduras 2000年代〜 中米生産
Made in China 2000年代後半〜 一部モデル

品番体系の読み方

カーハートの品番はモデルを識別する重要な情報です。例えばJ001がデトロイトジャケット、J130がアクティブジャケットなど、Jはジャケット、Bはボトムスを表します。品番を把握しておくと、カーハート古着の仕入れ時にタグの品番だけでモデルを素早く判別できるようになります。

WIPタグとメインラインタグの見分け方

間違えやすいポイント

  • WIPタグ:「Carhartt WIP」または「Carhartt Work In Progress」と表記
  • WIPタグ:欧州サイズ表記(XS/S/M/L)が多い
  • メインライン:「Carhartt」のみの表記。USサイズ(S/M/L/XL or インチ表記)
  • メインライン:品番(J001、B01等)が明記されている
  • 重要:WIPとメインラインでは市場での需要層が異なるため、仕入れ時に必ず区別すること

年代判別のまとめ

カーハート古着の仕入れで年代を判別する際は、①タグデザイン(筆記体→活字体→現行)、②ユニオンメイドタグの有無、③製造国表記、④品番体系の4つを組み合わせて判断します。一つの要素だけで断定せず、複数の手がかりを照合することで正確な年代特定が可能になります。

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