LACOSTE(ラコステ)古着仕入れガイド|RE-USE TOKYO
LACOSTE 古着仕入れガイド
LACOSTE の歴史
1933年の創業からフレンチ・エレガンスの象徴へ
LACOSTEは1933年、テニスプレーヤーのルネ・ラコステとアンドレ・ジリエにより創業。ポロシャツの原型「L.12.12」を発明し、スポーツウェアにエレガンスを持ち込んだ先駆者。ワニのロゴ(クロコダイル)は、ルネ・ラコステのニックネームに由来します。
ブランド史
- 1933 ルネ・ラコステ+アンドレ・ジリエが創業
- 1933 L.12.12ポロシャツ誕生(ポロシャツの原型)
- 1950〜60s 欧州テニス界を席巻・米国進出
- 1970〜80s ライセンス展開拡大(日本=三共生興)
- 1990s フランスのヒップホップ文化で再注目
- 2000s ライセンス回収・ブランド統一戦略
- 2012 CHEMISE LACOSTE表記廃止・「LACOSTE」に統一
- 2020s サステナ・コラボ(Supreme等)・若年層へのリブランド
古着市場での位置づけ
- フランス製ヴィンテージは高値安定
- 日本製(三共生興・CHEMISE LACOSTE表記)は中価格帯
- ヴィンテージ市場ではフランス製ほど評価されない現行品
- 生産国+タグの年代で価値が5〜10倍変わる
- ポロシャツが最大流通量だが、カーディガン・ニットも人気
- IZODラコステ(米国ライセンス)は本国ラコステとタグ体系が異なる。タグの「IZOD」表記で判断するのが確実
- 偽物は少ないが、ライセンス品との混同に注意
ライン・レーベル解説
ラコステの主要ラインと国別ライセンス
LACOSTE(本国フランス企画)
▼- ▸ フランス製(Made in France)が最も価値が高い
- ▸ 1970年代以前のフランス製は「CHEMISE LACOSTE」表記
- ▸ 鹿の子のコットン品質が異なる(厚手・光沢感)
- ▸ 古着市場で「フレラコ(フレンチラコステ)」と呼ばれ高値で取引
- 👉 フランス製は高評価されやすいが、状態・サイズ・デザインも重要。フランス製でも状態難・極端なサイズは高値にならない
CHEMISE LACOSTE(日本ライセンス・三共生興)
▼- ▸ 三共生興が日本でライセンス生産(1964〜2000年代)
- ▸ タグに「CHEMISE LACOSTE」+「三共生興株式会社」表記
- ▸ 日本製だが品質は高い。古着で人気のある年代帯
- ▸ 2000年代にライセンス回収され現在は存在しない
- 👉 「CHEMISE LACOSTE」+三共生興=日本ライセンス期。フレラコの次に評価高い
IZOD LACOSTE(米国ライセンス)
▼- ▸ 1951〜1993年の米国ライセンス(General Mills→Crystal Brands)
- ▸ ワニが右向き(本家は左向き)=IZOD期の特徴
- ▸ 本国フランス製とは市場評価が異なり、一般的な古着相場は低め
- ▸ ただし80sヴィンテージとしてUSA古着愛好家には一定需要
- 👉 IZOD LACOSTEは本国とタグ体系が異なる。ワニ刺繍のデザイン差もあるが、タグの「IZOD」表記で判断するのが確実
LACOSTE LIVE / L!VE
▼- ▸ 2011年〜。ストリート・カジュアル寄りの若年層向けライン
- ▸ シルエットがモダン・タイトめ。ワニロゴがカラフル
- ▸ 古着相場は通常ラインと同程度か若干安い
- 👉 L!VE=現行若年層ライン。高値にはなりにくい
LACOSTE Sport
▼- ▸ テニス・ゴルフ向けの機能性ライン
- ▸ ポリエステル混・ストレッチ素材が多い
- ▸ 古着相場は低め。機能性重視でファッション性は低い
- 👉 Sport=機能ウェア。フレラコの価値とは全く異なる
コラボ・限定(Supreme・コムデギャルソン等)
▼- ▸ Supreme・CDG SHIRT・Golf le Fleur等とのコラボ
- ▸ 通常ラインの数倍〜10倍の価格になる
- ▸ タグ・ロゴのコラボ表記で判別
- 👉 コラボ表記を見逃さないこと。通常ラインと混同=損失
主要アイテム種類
仕入れ頻度の高いアイテム
ポロシャツ(L.12.12系)
▼- ▸ ラコステの代名詞。鹿の子コットン素材
- ▸ フランス製=厚手・光沢感・高値(¥8,000〜20,000)
- ▸ 日本製(三共生興期)=品質良好(¥3,000〜8,000)
- ▸ ペルー・中国製(現行)=相場低い(¥2,000〜4,000)
- ▸ サイズ表記独自(2〜7)。2≒XS、3≒S、4≒M、5≒L、6≒XL
カーディガン / ニット
▼- ▸ ウールカーディガン=フレラコの看板アイテム。秋冬高騰
- ▸ Vネック・クルーネック・ジップアップ各種
- ▸ フランス製ニット=特に高値(¥10,000〜30,000)
- ▸ アクリル混は価値下がる。ウール100%が望ましい
スウェット / トラックジャケット
▼- ▸ デカワニ(ビッグクロコ)刺繍=高値傾向
- ▸ トラックジャケット=フランスのヒップホップカルチャーで人気
- ▸ 90s〜00sの太めシルエットが再評価中
アウター / ジャケット
▼- ▸ ハリントンジャケット(スイングトップ)=定番で需要高い
- ▸ ダウンジャケット=流通少ないが一定需要
- ▸ ステンカラーコート・トレンチ=フレラコで高値
生産国別 比較表
生産国で価値が大きく変わる
| 生産国・ライン | 年代 | 古着相場 | 評価 | 見分け方 |
|---|---|---|---|---|
| フランス製(本国) | 〜2000年代 | ¥5,000〜30,000+ | 最高 | Made in France表記 |
| 日本製(三共生興) | 1964〜2000年代 | ¥3,000〜15,000 | 高 | CHEMISE LACOSTE+三共生興 |
| スペイン製 | 1980〜2000年代 | ¥3,000〜10,000 | 中〜高 | Made in Spain表記 |
| IZOD LACOSTE(米国) | 1951〜1993 | ¥1,000〜5,000 | 低〜中 | ワニ右向き・IZOD表記 |
| ペルー・中国・ベトナム製 | 2000年代〜 | ¥2,000〜5,000 | 低 | 現行タグ・品番体系 |
見分け方のコツ
生産国とタグで価値を判断
❶ ワニの向きで判別
▼- ▸ ワニ左向き(口が右を向く) → 正規ラコステ
- ▸ ワニ右向き(口が左を向く) → IZOD期の米国ライセンス品
- ▸ ワニの刺繍精度も年代で異なる(古い方が立体的で精緻な傾向)
❷ タグ表記で国・年代判別
▼- ▸ 「CHEMISE LACOSTE」 → 旧年代タグで広く見られ、2010年代前半にかけてLACOSTE表記へ統一
- ▸ 「LACOSTE」のみ → 2012年以降の統一表記
- ▸ 「三共生興株式会社」表記 → 日本ライセンス期確定
- ▸ 「DEVANLAY」表記 → フランス本国の製造元(高評価)
❸ サイズ表記
▼- ▸ ラコステ独自のサイズ体系(数字表記)
- ▸ 2≒XS / 3≒S / 4≒M / 5≒L / 6≒XL / 7≒XXL
- ▸ フランス製はやや細身、日本製(三共生興)は日本体型に合わせた傾向
- ▸ 実寸確認推奨。同じサイズ表記でも年代・生産国で異なる
❹ 生地の質感
▼- ▸ 厚手・光沢・しっとり → フランス製の可能性があるが参考程度
- ▸ やや薄手・マットな質感 → 現行ペルー製等
- ▸ ポリエステル混 → Sport系・現行廉価
- ▸ コットン100%の鹿の子=上質な証(ただし年代確認も必要)
- ▸ ⚠️ 生地感だけで判断は危険。必ずタグと併せて判断すること
⚠️ 仕入れ実務の注意事項
生産国の見落としが最大の損失原因
フランス製の見落とし
▼- ▸ 「ラコステ」とだけ認識して全部同じ値段で出品=大損
- ▸ フランス製ポロシャツは現行品の3〜5倍の相場
- ▸ フランス製ニット・カーディガンはさらに高値
- 👉 仕入時にタグの生産国表記を必ず確認。フランス製は別扱い
IZOD LACOSTEとの混同
▼- ▸ ワニロゴが付いていても「IZOD」は別ブランド扱い
- ▸ 「フレラコ」として高値で売れるのはフランス本国系のみ
- ▸ ワニの向き+タグ表記で確実に判別可能
- 👉 ワニ付き=全部ラコステ、ではない。IZOD期は評価低い
状態の重要性
▼- ▸ ポロシャツ=襟のヨレ・黄ばみ・ワニロゴの劣化で大幅減額
- ▸ ニット=毛玉・虫食いで価値半減以下
- ▸ フランス製でも状態悪ければ安値にしかならない
- 👉 ラコステは状態が価格に直結。襟・ロゴ・毛玉を必ずチェック